預かりっ子やチビスケんちの子の具合が悪くなったり、
病気や怪我のこと相談されてわからないことがあると、いっつも頼りにしている人がいます。
ご存知の方も多いと思いますが、まいちゃんとパンジーちゃんのママのブログ、
「まいぱん日記」に、時々、医療アドバイスを載せてくださっている、ももははさんです。
楽が、一度だけフィラリアの発作を起こし、不安で不安で心細かった時、
ももははさんが、とても親切に、詳しく、わかりやすく、たくさんのことを教えてくれました。
今回、乳飲み子たちの下痢が止まらず、皮下輸液をしたことを日記に書いたら、
フィラリア陽性の子を持つ方に、知っておいたていただきたいことを教えてくださいました。
少し、長いですが、よければ、ご一読ください。
間違った伝聞になってはいけないので、ほぼ、全文をコピーさせていただきました。
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楽くんが、もし皮下輸液をする必要が出た場合の注意が必要ですので、メールします。
皮下輸液は、乳飲み子ちゃんたちにも効果があったようにとても良い対処方法です。
(パンちゃんが奇跡のように生きたのも皮下輸液のおかげです。)
ただ、フィラリアの陽性の子には、少し注意が必要に感じます。
(実は、ももは皮下輸液で、20時間近く相当な痛みを伴い、ショック症状を起こしました)
-----以下を 楽くんが体調不良で、獣医さんに行くときに持っていって、皮下輸液が必要だと言われた場合は、「とりあえず、半分の量にしてほしい」とお伝えください
皮下輸液は、元々、必要な量だけ、吸収し脱水を防ぐ良い治療方法ですので、フィラリア陰性であれば心配はないと思います。
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皮下輸液の原理はこちらの図の真下にあります
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec02/ch011/ch011b.html
抜粋します。
皮下投与では、針を皮膚のすぐ下にある脂肪組織に挿入します。注入した薬は毛細血管に入り血流に乗って運ばれるか、リンパ管を経て血流に達します。インスリンのような大きな分子のタンパク質でできた薬は、組織から毛細血管への移動が遅いため、通常はリンパ管を経て血流に入ります。タンパク質製剤の多くは内服すると消化管で消化されてしまうため、皮下から投与されます
毛細血管、または、リンパ管から吸収されます。
リンパ管が、閉塞していると、輸液は吸収されても、リンパ管で滞り、浮腫が起こります。
リンパ管の閉塞は、フィラリアでも起こります(ももは、これが原因だったと思います)
こちらの5ページhttp://www.hone.co.jp/gakusei/byouri-pdf/byouri-1.pdf
?浮腫の成因 (4)リンパ管の閉鎖 : 支配領域組織の鬱滞 寄生虫(フィラリアなど)
浮腫は、時により激しい痛みを伴います。
こちら
http://bme.ahs.kitasato-u.ac.jp:8080/docs/qrs/imd/imd00024.html
の中央あたり 「診断の確定へ 」「?限局性浮腫:」より抜粋します。
(a)局所の炎症:炎症局所の腫脹、発赤、疼痛に加えて、リンパ流の阻害、静脈系への炎症の波及により末梢部に浮腫を生じる(例えば膝関節炎に続発した下腿浮腫)。
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ももの様子を見た獣医さんは、「利尿剤を処方する」と言いましたが、脱水症状だと言われ、輸液をしたので、
利尿剤で、脱水が進む可能性や、心不全を起こす可能性もあり、私は、断りました。
歩けず、横になれず、座ることも出来ず、立ったままの状態で鳴くももをを30分間隔くらいで外に出して、オシッコをさせて、翌朝、治まりました。
獣医さんでは、「こんなこと初めてだ」と言われたので、フィラリアの予防がいきわたり、皮下輸液の注意事項として記載されていない可能性があります。
あまりにかわいそうな状況でしたので、楽くんもお気をつけ下さい。
リンパ管にフィラリアがいるか否かは、血液検査では判りません。
フィラリアの成虫の血液検査にて陰性になった場合も、最初は、注意して下さい。
輸液は、量が少ない場合は、後から追加が可能ですので。
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体調不良にならないことがなによりですが、万が一の知識として知っていると、
いざというとき、きっと心強いと思います。
ももははさん、いつも、ありがとうございます。
今日の写真は・・・、
「豊(ほう)、微妙に邪魔なんですけど〜。」で〜す。
そして、写真のPC画面をカバーするのは、本日もいらっしゃいました、玄関外のヤモリさんです。
乳飲み子の今日は、またまた、ピンボケ。 まったく、面目ない・・・です。